
アニメをめぐる冒険型コラム「アニメ・エンタープライズ」。
今回はアニメライターシリーズではありますが、このSWAMP(スワンプ)での記事制作に関してのお話しです。
アニメの専門的知識をほかのジャンルにも応用してみる
SWAMP(スワンプ)はアニメや映画、ゲーム、演劇など、あらゆるエンターテイメントの魅力を追求していくメディアです。
まだ規模感は小さいですが、運営をはじめてひと月半、記事制作においてもたしかな手ごたえを感じています。
というのも、アニメだけを追っていては迫れないアニメの魅力、映画だけを追っていては導き出せない映画の魅力というものに、SWAMPの切り口は迫れるからなんですね。
具体的には、昨日公開された『四月の永い夢』の中川龍太郎監督のインタビュー。
実写映画のインタビューですが、『ウルトラマン』の話題や高畑勲監督のアニメの影響を語っていくことで、作品の本質や作り手の想いに少しでも近づけたのかなと思いました。
こういうジャンルをまたいだ聞き方や、スタイルが確立していくことで、もっと深みを追求できるのではないか。
いちライターとしてもそう思いますし、編集長的な立場からすれば、そういうインタビューや記事がたくさん載っている媒体を作り上げることが使命だと思っています。
アニメライターとしての見識や知識は、こういう形でも存分に活かせるので、これからもご期待ください。
何が「映画」なのか? というのは、いくら追求してもしきれないテーマなのですが、「アニメ」という表現で作られた「映画」の魅力を追求するのが、エンタープライズ山田というか、編集長・加藤真大としても常に重きを置いているポイントです。
「映画」って何でしょうね? とは山田尚子監督のお言葉ですが、わからないからこそ、追求するのが、僕の今の答えですね。