
WEBを中心に人気を集めている中音ナタさんに、SWAMP(スワンプ)独自インタビューを敢行! 新単行本発売のタイミングにあわせて、『ラブライブ!』ファンにして「夢を叶えた」作家である中音さんのこれまでとこれからを、全7回のショートインタビュー連載でお届けします。インタビュアーはSWAMP(スワンプ)編集長にして、かつて「電撃G's magazine」編集部にも所属していた加藤真大が担当。
ショートインタビュー第6回目は、中音ナタ作品のカップリングのお話。にこ推しと語る中音さんの脳内から生み出される世界観に迫ります!
にこりんまり
ジャック濱:中音さんは、にこちゃん推しなんですか?
中音:僕は、にこちゃん推しですね。大好きです!
加藤:家でのにこちゃん、僕も大好きです(笑)。(家のことがほかの8人に)バレないようにしているのも良いし、家ではちゃんとお姉ちゃんをやっているところとか。
ジャック濱:4コマでもたくさん描かれていますが、ほかの8人だとだれが一番にこちゃんと絡むと動きますか?
中音:個人的に面白おかしくできるのが、凛ちゃんなんですよね。にこちゃんって、お姉ちゃんっぽいところもあるけれど、実はヘナチョコだったりというのがとても好きなので、そこを2つ同時に活かせるのって凛ちゃんが一番なんですよ。
ジャック濱:誰かと姉妹を組ませるならばっていう。「μ's」の中でも姉属性と妹属性っていうのがありますよね。
中音:そうなんですよ。
ジャック濱:たとえば穂乃果は姉属性。
中音:そうだと思います。
ジャック濱:だから凛ちゃんと一緒にいるとしっくりくる。
加藤:凛は妹オブ妹って感じですよね。中音さんの作品で、星に願ったら凛がいっぱい落ちてくる回とかもありましたが(笑)。
中音:ちょっとミステリアスなところも、凛ちゃんの魅力なのかなって思いますね。
ジャック濱:そういう話を動かすポジションに置かれているイメージがありますね。
中音:凛ちゃんは一番活発で元気でかわいい。かわいいものが実は好きっていう設定がいっぱいあって、どこを一番活かせるかなというところで、4コマを描くうえではキャラ同士の関係性が一番重要なんです。誰と組ませるのが一番良いかなと考えたときに、にこちゃんと組ませるとオチもできて、凛ちゃんのかわいさも出せるかなっていうことで、2人が出てくる4コマは多いと思いますね。
加藤:たしかに凛が何かやっていたら、絶対にこはツッコミますからね。
ジャック濱:ちなみに「Aqours」の中では、そういう位置づけのキャラクターはいるんですか?
中音:一応凛ちゃんポジションは、鞠莉かなと思っているんです。鞠莉は自由奔放っていう性格が凛ちゃんに似ているっていうのもありまして、けっこうお金持ちで活発的というかロックな曲調が好きっていうのも、元気な娘っていうイメージが強くて。そこからこの娘はボケて過激な感じの4コマを描くのに合っているなと、直感的にわかってしまい(笑)。そこから、にこちゃんの不憫だけど実は優しいっていうポジションに合うのが善子なんですよね。
加藤:あー、善子ですね(笑)。
中音:実は優しいっていうところが、グっとくるところですよね。
加藤:公式4コマでも、「善子でいいわよ」って言っているところ(第1話)とか(笑)。
次回の「中音ナタインタビュー劇場!」は1月6日(日)公開予定です! お楽しみに!
インタビュー中でも話題になっている単体アンソロジーの単行本は、12月27日(木)に発売。連載で読んでいた方も、ぜひ手にとってみてください!
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■中音ナタインタビュー劇場!記事一覧
・第1回『1日1本ラブライブ4コマ』をはじめよう!
・第2回・中音ナタの元は何だ?
・第3回・やめられないことは
・第4回・フィルムをめざして
・第5回・私の好み