
アニメをめぐる冒険型コラム「アニメ・エンタープライズ」。
『ブリグズビー・ベア』という映画を試写で観てきたのですが、冒頭で出てくる主人公の部屋は、VHSがいっぱい収納された棚が出てきます。僕の家も、VHSがいっぱいなんですね。
VHSに価値を見出す
以前にも書きましたが、僕は今でこそ落ち着いていますが、VHS収集家だったんですね。
TVで放送されているアニメをVHSに録画しまくり、DVDへの移管期で処分されたレンタルVHSを安値で買い漁ったり。
1000本以上はあるわけですが、中にはVHSでしかリリースされていない作品もあるとはいえ、現在は配信やBD化されたり、観るだけなら画質もよくないVHSにあまり価値はありません。
もちろん、僕もDVDやBDも同じように買っているわけですが、VHSを捨てない理由は、1つに録画したアニメのCMも一緒に保存したいからです。
普段は見慣れたCMも、10年も経てば熟成された味わいを醸し出します。
たとえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』の「ライブアライブ」回が放送された時、「God knows...」収録CDのCMも放送しているのですが、そういうその時だけの状態を保存したいんですね。
雑誌も切り抜かないで、そのままの状態で積むタイプなので、観る用は観る用で別途持ちつつ、VHSも置いておきたいんです。
何よりも、毎日毎日、VHSデッキにセットして録画したこと、レンタルビデオショップに通って、新しく売り出されていないかと確認して買ってきたVHS。
その行為自体を大事にしたいということですね。もう歩くスペースもないほど積まれているので、キレイごとで何とかごまかさないと、いろいろとマズいのですが……。