皆さんごきげんよう、ライターの永田多加志です。

 

「ビール飲みながらのアニメ鑑賞こそ我が人生!」

 

……などと触れ回っていたところ、このような新コーナーを任される運びになりました。芸は身を助くと言いますが、よもや飲酒で助けられる日が来ようとは……。なんともびっくりな状態で漕ぎ出す初回は、2018年の7月よりスタートした夏期アニメ4本をピックアップ。序盤の展開を中心に、ビールが美味くなること請け合いな内容と魅力について語っていきましょう!

 

ミュージカルアニメにしゃべるキリン!? 華麗なデュエル、始まる――『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』

 

声優自らが舞台に立つミュージカルと、アニメの双方向から紡がれるメディアミックスプロジェクト。そのアニメサイドが放送開始となりました。

 

舞台は、演劇の学び舎である女学校・聖翔音楽学園。そこに通う愛城華恋(あいじょうかれん)をはじめとする俳優養成科の少女たちが、トップスタァの座をかけて競い合う物語です。基本的には和気あいあいとした雰囲気ですが、彼女たちは仲間であると同時にライバルであるのも事実。とりわけトップクラスの実力者同士間では、しばしば緊張も走ります。

 

とはいえ、あくまで等身大の学園ものであることは信じて疑っていませんでした、第1話の終盤までは。放課後、華恋が迷い込んだ地下劇場で行われていたのは、しゃべるキリンが審査をするオーディション! 冗談みたいな状況下、転入生の神楽ひかりと同級生の少女がレヴューという名のデュエルを披露。飛び入り参加した華恋がひかりの対戦相手と戦って勝利するという超展開には、度肝を抜かれました。

 

執筆現在で第3話まで視聴済みですが、各話ともこの不可解にして華麗なレヴューのシーンが用意され、本作の見せ場になっています。シーンの始まりには「アタシ再生産」なる広告調の文字が出現。毎回縫製されるレヴュー衣裳やメイクアップといった変身ものを思わせる演出は、もはやお約束となりました。

 

このオーディションですが、どうやら裏があるようで、華恋を巻き込みたくないひかりは彼女を必死に地下劇場から遠ざけようとします。しかし、華恋は叶えたい夢のため、状況を把握しきれないながらも参加を続行。第3話ではついに敗北してしまいました。この敗北が華恋にとって何を意味するのか。再チャレンジは可能なのかなど、今後の展開が期待されます。

 

公式サイト:https://revuestarlight.com/

 

レトロな雰囲気の中で放たれる変化球 復讐心と正義感と思想が交錯するロボットアニメ『プラネット・ウィズ』

 

漫画家・水上悟志さん原作のロボットアニメで、水上さん自身もメインスタッフとして関わる意欲作です。主人公は、ゴスロリ少女・黒井銀子や猫のような外見をした「先生」と暮らすワケあり高校生・黒井宗矢。そんな彼の住む町に謎の怪物・ネビュラウェポンが襲来します。やがて宗矢は怪物との戦闘に巻き込まれることになり……というお約束の流れにはなりません。

 

ネビュラウェポンに挑むのは超能力者集団・グランドパラディン。念動巨神装光と呼ばれる兵装をまとって戦うのですが、宗矢の敵となるのもこのグランドパラディン。理由は宗矢の復讐と関わりがあるものの、詳細はまだ不明です。肝心なのは正義の味方が敵になり、超能力者たちから力の源を奪っていく復讐者・宗矢が主人公として描かれること。そこに本作の特異性があるようです。

 

第3話までオンエアされた執筆現在、怪物を送り出す地球外の存在・ネビュラは思想の異なる穏健派と封印派に分かれ、穏健派に銀子と「先生」が属していることが明かされました。グランドパラディン、穏健派と封印派。さまざまな思いがぶつかり合う三つ巴の対立も、注目されます。

 

王道を外してくる物語とは裏腹に、作品の雰囲気は懐かしい90年代アニメのテイスト。登場するメカも、宗矢の操縦するネビュラソルジャー、前述の念動巨神装光ともに、最近はあまり見られなくなったタイプのデザインです。このハイブリッドな作品が中盤以降どんな展開を迎えるのか。予想がつかないだけにワクワクも止まりません!

 

公式サイト:http://planet-with.com/

 

がんばるちびっ娘・血小板ちゃんに萌えキュン必至! 観れば健康を考える体内細胞擬人化アニメ『はたらく細胞』

 

細胞擬人化という趣向で贈る、清水茜さん原作の同名マンガがアニメで楽しめることになりました!

 

舞台は、街や施設として表現される人間の身体の中。箱詰めの酸素をデリバリーする赤血球のお姉さん・AE3803やクリーチャー似の細菌を駆除する白血球のお兄さん・U-1146番をはじめとする細胞たちの、お仕事風景が描かれます。中でも、傷口を塞ぐ血小板は幼い外見をした女の子として登場。チーム一丸となってがんばる姿はなんとも微笑ましく、キュンとさせられずにはいられません。

 

本稿の執筆現在では第3話まで放送されており、人体にまつわるさまざまな症状についても扱われました。町の中央が大きく陥没する災厄「すり傷」や、ウイルス感染によってゾンビ化した細胞の群れが徘徊する「インフルエンザ」など、設定を活かした描かれ方には思わず納得! と同時に、身体の主である我々人間にとっては些末事でも、細胞にしてみれば一大事なのだと思い知らされるのも事実。

 

彼ら彼女らの負担をこれ以上増やさぬように、私もビールを控えなくては。……なんてちょっぴり反省も踏まえつつ、今後はどんな症状が起きるのか、新たな細胞は登場するのかなど、期待が高まります。

 

公式サイト:https://hataraku-saibou.com/

 

ステップアップしていくあおいにエールを! ゆるふわアウトドアアニメが3期目突入『ヤマノススメ サードシーズン』

 

15分アニメという通常の半分の長さながら、30分アニメに勝るとも劣らない密度を有する本作。女子高生たちが織り成すゆるふわな登山アニメも、3期目を迎えました。

 

インドアでコミュ力も低い女子高生・あおいが、バリバリのアウトドアである幼なじみ・ひなたに引っ張られて、山登りを始めるというストーリー。かえでやここなといった山友達との出会いを経て、少しずつ山そのものの魅力に気付いていく姿が描かれます。

 

第2期で富士山登頂に失敗という挫折を味わいつつも、本作では序盤からリベンジを目指すポジティブさを発揮。第4話まで視聴した執筆現在、あおいの成長がメインになっている印象です。ひなたと筑波山に登ることを自ら提案したり、飯能アルプスの単独踏破を目指したりと、第1期の彼女では考えられない積極さ! また、山友達でないクラスメイトとカラオケに行くという、本人にとって高いハードルも乗り越えました。とはいえ、一筋縄ではいかないのもこの作品の特徴。このまま右肩上がりでお話が進むかどうかも、気になります。

 

本作でも、山中の模様をはじめとする風景描写は美麗かつリアル。聖地巡礼したいという思いが湧き上がってきますね!

 

公式サイト:http://www.yamanosusume.com/

 

 

さて、冷蔵庫に入れておいたビールの500ml6缶パックも、いい感じに冷えてきた頃合いかと。そろそろPCの電源を落として、アニメの未視聴分に取り掛かることにいたします。それでは、2018年夏期アニメの中盤を扱う、第2回にてお目にかかりましょう!

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