アニメをめぐる冒険型コラム「アニメ・エンタープライズ」。

 

SWAMPも本格的なスタートを始めるにあたり、取材に連日向かった「AnimeJapan 2018」。僕が一番注目していたのは、アニメではなくバーチャルユーチューバーでした。

 

バーチャルユーチューバーの可能性

 

 

国内最大級のアニメの祭典として、今年で5周年を迎えた「AnimeJapan」。

 

エンタープライズ山田としては今年が初めての取材ですが、ほかの媒体での取材経験も多く、今年で4年連続の取材となりました。

 

毎回会場を訪れるたびに、多くの来場者によるアニメコンテンツの人気ぶりを感じるのですが、今回はバーチャルユーチューバーに着目。昨年の「AnimeJapan 2017」を取材した際に、いまや一躍バーチャルユーチューバーの象徴的存在となったキズナアイの展示を見ていたんですね。そのときは、大変申し訳ないのですが、よくあるキャラクターの1つだよねと物凄く冷めた目で見ていました。

 

そこから約9カ月後の2017年末。巷で一気にバーチャルユーチューバーの話題を目にすることが増えて、年明けにはご多分に漏れず、輝夜月やキズナアイのチャンネル登録をして、動画更新を待ちわびる日々に。

 

何がそこまで惹きつけたかというと、ユーチューバー(YouTuber)という存在は、ヒカキンさんが台頭してきたころから、メディアでありコンテンツである存在だと思っていたんですね。もちろん、ヒカキンさんは生身の人なのですが、ヒカキンというキャラクターを前面に出して、面白いものやゲームの紹介をしていた。やっていることは僕が生業としていた雑誌編集の仕事と、大きく変わらないのではないかと思ったのです。実際、雑誌の発行数は減る一方ですが、ユーチューバーの需要は日に日に増えていきました。

 

ひと昔前なら雑誌に広告を載せていたものが、ユーチューバーに宣伝してもらったほうが面白くなるし、チャンネル登録をしているファンに向けてダイレクトに魅力が伝わるわけで、これはしっかりと対抗しないと叶わないなと思っていたんですね。

 

ということもあり、2017年はかなりの数のユーチューバーやYouTube動画を観ました。正直アニメよりも観ていましたが、ついにキャラクターがAIとしてユーチューバーを始める時代になったのかと。

 

いまはスマホがあるので、簡単に動画を撮影して編集することも機材的なハードルは低くなりました。しかしバーチャルユーチューバーは3Dのモデリングが必要ですし、演じる声優さんがいる(と書くのはNGかもしれませんが…)。手間暇も膨大にかかるはずですが、それによって世に生み出された動画は、それだけ新しかったし面白かった。何よりアニメが長い間苦労して描いてきた「そこにそのキャラクターがいる感じ」が、YouTubeという媒体とバーチャルユーチューバーという存在によって、確固たるものになったのだと感じたんですね。

 

その最たる例が、チャンネル登録者はみんな友だちだという輝夜月というバーチャルユーチューバーです。

 

さて、前置きだけで文字量をオーバーしたので、今回はこの辺で。「AnimeJapan」にあんまり関係ないですが、次は関係します。きっと。

 

 

 

公式サイト:https://www.anime-japan.jp/

 

 

>第18回 バーチャルユーチューバーと『ポプテピピック』

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