アニメをめぐる冒険型コラム「アニメ・エンタープライズ」。

 

前回の続きで、バーチャルユーチューバーの話題です。2018年も、もう3か月が経とうとしていますが、アニメで話題になったものといえば『ポプテピピック』。バーチャルユーチューバーとの共通点のお話です。

 

声優の魅力と力を再確認した『ポプテピピック』とバーチャルユーチューバー

 

 

 

「AnimeJapan 2018」は、全体的にアニメグッズの物販が多く目立ちました。その中で新作グッズが発表されて注目されていたのが、バーチャルユーチューバーのグッズ。

 

今回のコラムの写真は、「グッドスマイルカンパニー」さんのフィギュアブランド「ねんどろいど」の新作として制作発表された輝夜月のもの。僕も発売されたら買いたいです。

 

さて、今年(2018年)のアニメで話題となったものといえば、『ポプテピピック』でしょう。

 

大川ぶくぶさんの手がける同名マンガのアニメ化で、その不条理かつ独創的なセンスによって描かれるポプ子とピピ美の掛け合いがアニメでも表現。「クソアニメ」としてアニメファン以外にも広まっています。

 

このアニメの構成で一番話題となったのは、AパートとBパートに同内容の映像を放送しつつ、ポプ子とピピ美を演じる声優を変更するというもの。

 

若手声優から大御所声優まで、回を重ねるごとに次はだれが演じるのかも、SNSを中心に話題となりました。しかも、郷田ほづみさんと銀河万丈さんといった、某作品をほうふつとさせるコンビの起用がアニメファンの心をくすぐるんですね。

 

さて、バーチャルユーチューバーと『ポプテピピック』というものを、この3か月観たり聞いたりしていた中で、改めて思ったのが声優さんの力です。

 

僕はアニメファンとして、声優さんにだけスポットが当たる現状をあまり好ましく思ってはいません。やはり作画や3DCGなどがあってこそのアニメだと思っていますが、キャラクターとしての生命力を担っているのは、声優さんなのだと実感しました。

 

毎日YouTube動画を通じてキズナアイや輝夜月を観ていく中で、バーチャルユーチューバーたちの一喜一憂を面白おかしく感じるのは声優さんの声の魅力ですし、『ポプテピピック』も、同じキャラを違う声優が演じたらどうなるのか? ある意味究極の演技表現の場であったと思います。

 

アプローチは違うけれど、どちらも声優さんの魅力によってキャラクターの魅力も相乗的に描き出されて、結果そのキャラクターのグッズが欲しくなる、もっと共有したいと思えるようになっているのではないでしょうか。

 

 

 

公式サイト:https://www.anime-japan.jp/

 

 

>第19回 アニメライターというお仕事

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