WEBを中心に人気を集めている中音ナタさんに、SWAMP(スワンプ)独自インタビューを敢行! 新単行本発売のタイミングにあわせて、『ラブライブ!』ファンにして「夢を叶えた」作家である中音さんのこれまでとこれからを、全7回のショートインタビュー連載でお届けします。インタビュアーはSWAMP(スワンプ)編集長にして、かつて「電撃G's magazine」編集部にも所属していた加藤真大が担当。

 

ショートインタビュー最終回となる第7回目は、『ラブライブ!サンシャイン!!』の魅力と中音ナタさんのこれからの夢のお話。「みんなで叶える物語」は、まだまだ終わりません。

 

■前回のインタビュー劇場はこちら

 

叶え!みんなの夢!!

 

加藤:改めてですが、『ラブライブ!サンシャイン!!』のプロジェクトが始動した当初って、どんな印象でしたか?

 

中音:いちばん最初の「助けて、ラブライブ!」を見たときは、「μ's」が終わっちゃうのかなって思ったんですよ。

 

加藤:ティザーイラストですね。

 

中音:「μ's」が終わって新しいものに切り替わるということで、ワクワクと残念という気持ちで半々だったんです。でも『ラブライブ!』だから、僕らの気持ちを裏切るわけがないという確信的な気持ちがあったので、これからの展開が楽しみっていうのもありましたね。

 

加藤:たしかに、最初はあのティザーイラストだけでしたからね。

 

ジャック濱:しかも時期が5thライブのちょうどひと月後で、その前の年末の特番では「来年だけじゃなくて再来年もよろしく!」って言っていて。

 

中音:ありましたね(笑)。

 

ジャック濱:そのときは、終わりそうな雰囲気はあったけど大丈夫そうだなって思っていたら、「おっと!」と(笑)。

 

中音:ネット民がすごい騒いだ時期でしたね。

 

加藤:編集部でもすごい反響を感じましたよ。「μ's」は当時でも相当大きい存在になっていたので、ここまで『ラブライブ!サンシャイン!!』というタイトルが支持されていったというのは、正直僕は予想外だったんです。舞台となった沼津という要素やシリーズが培ってきたものもあるとは思うのですが、中音さんが感じた『ラブライブ!サンシャイン!!』ならではの魅力って、何でしょうか?

 

中音:僕は『ラブライブ!サンシャイン!!』(TVアニメ第1期)第1話が放送された翌日に沼津に行ったんです。

 

加藤:早いですね(笑)。

 

中音:これは良いところだなって思ったんですね。実家も漁港なので似た雰囲気もありましたけれど、決定的に違うのが食べ物の美味しさで、それを作品を通じて伝えてくれたのがすごいなと思って。ドラマCDを聴いていても松月とか(沼津地元のお店)が出ていて、そこに実際に行ってみかんどら焼きを食べてみて、とんでもない美味しさだなって感じたり。

 

加藤:沼津に里帰りじゃないですけれど、実家に帰るより行っている人もいますよね。

 

中音:そうですね(笑)。

 

ジャック濱:すいません、先週も行っていました(笑)。

 

加藤:ここにいましたか(笑)。

 

中音:転職して沼津に住んだという人もいますよね。

 

ジャック濱:いますね。頑張って都内で働きながらでも……!

 

加藤:交通の便も良いですからね。電車でも車でも都心からそこまで遠くないですし。

 

中音:『ラブライブ!』の頃って、神田明神の聖地巡礼をするときにキャラクターの家(の元になった場所)に行くということが割と少なかったと思うんですよ。

 

ジャック濱:そうですね。

 

中音:沼津だと、鞠莉(の実家のモデル)は淡島ホテルだとか、千歌だったら安田屋旅館だったり「キャラがそこにいる」というところに行けるということは、すごいことだと思うんですよね。「μ's」のときも劇中に出てきたところで写真を撮ったりしましたけれど、キャラクターが衣食住をしたところに行くというのは、中々なかったので。

 

加藤:聖地巡礼に行くと、たしかに舞台として「ここか!」みたいな感動はありますけれど、舞台をめぐるという感覚ではなく、「この娘たちがいた場所に行く」ということですよね。

 

中音:そうなんですよ。

 

加藤:いままでのシンプルな聖地巡礼とは、また違った感覚がありますよね。

 

中音:ありますね。ここにこの娘たちがいたんだっていう。同じものを食べたんだっていう気持ちもありますね。

 

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加藤:最後に中音さんご自身の今後の展望をお聞かせ頂いて、インタビューを締められればと思います。

 

中音:いまはもう「夢が叶った」っていう状態なので、連載を続けていって自分の絵にキャストさんの声がつくと嬉しいなと思っています。目標はそこですね。

 

加藤:いいですね!

 

中音:できたらいいですけど(笑)。いままでアニメやドラマCDを繰り返し繰り返し聴いていて、やっと脳内でキャラたちが会話をするようになったんです。Twitterのリプでももらったりするんですけれど「中音ナタさんの作品は、キャストの声で再生される」と言われたりするので、読者にもちゃんと伝わっているんだなと。やっぱり実際に声をあててもらう嬉しさがあるのではないかなと思っています。

 

加藤:人一倍、実感できそうですね。

 

中音:脳で勝手に再生していたので、そこは嬉しいんじゃないかなって思います。

 

加藤:次の夢ですね! 劇場版的な(笑)。

 

中音:そうですね(笑)。

 

加藤:ファンの方たちにもこのインタビューが届いてくれると思いますので、この世に新しい面白いアニメ作品を生み出すきっかけになればと!

 


 

インタビュー中でも話題になっている単体アンソロジーの単行本は、12月27日(木)に発売。連載で読んでいた方も、ぜひ手にとってみてください!

 

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■中音ナタインタビュー劇場!記事一覧

・第1回『1日1本ラブライブ4コマ』をはじめよう!
・第2回・中音ナタの元は何だ?
・第3回・やめられないことは
・第4回・フィルムをめざして
・第5回・私の好み
・第6回・にこりんまり
・第7回・叶え!みんなの夢!!

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