宮川サトシさんによる同名エッセイマンガ(新潮社刊)をもとに、『日日是好日』の大森立嗣監督が自ら脚本を書き上げ、安田顕さんや倍賞美津子さんら実力派俳優とともに映画化した『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(ぼくいこ)が、現在劇場公開中です。

 

 

SWAMP(スワンプ)では、去る2月16日(土)に池袋コミュニティ・カレッジで行われたスペシャルトークショー登壇直後の大森立嗣監督と宮川サトシさんを直撃! 知られざる創作の舞台裏から妻と作家と担当編集者の関わり、そして主演を務める俳優の心得までを前後編にわけてたっぷりとお届けします!

サプリメントを交換しあう監督と原作者の関係

 

――原作者と監督の対談が何度も行われているのは珍しいですよね。

 

大森:(宮川さんに対して)意外と出たがりなんじゃない?

 

宮川:やめてくださいよー! SNSのカウントダウン動画(の出演)もお願いされたんですけれど、一度は断っているんです。あんまりしゃしゃり出たくないから。

 

大森:マンガが売れたほうがいいじゃん!

 

宮川:まずは映画を観ていただいて、そのイメージを持ったまま(原作の)単行本を買ってもらえるとありがたいです。本当は出たくないんですけど「出てくれ」と言われたら、まぁ……。昨日も(取材時に着用されていた)この服を買いに行ってきたんですよ。

 

――おニューなんですか?

 

宮川:そう! 普段買わない値段の服なんですよ(笑)。

 

――すっかり着こなされているから、買ったばかりとは思いませんでした。それにしても監督と宮川さんは、雰囲気がすごく似ていらっしゃいますね。

 

大森:最近似ているって、よく言われるんです。

 

宮川:光栄です。僕が大森監督に寄せているんですよ!

 

――ハハハ。でも先程のトークでは、「今日はいつもの丸メガネじゃなくて、安田顕さんが『下町ロケット』で掛けていたようなメガネをチョイスした」とお話しされていましたが(笑)。

 

宮川:そうなんですよね(笑)。

 

――大森監督は逆に、「脚本を書き上げたあとなるべく原作に引っ張られたくないから、あまり読み返さないようにしている」とおっしゃっていましたよね。

 

大森:だから宮川さんとちょくちょくお会いするようになったのは、『ぼくいこ』の撮影が終わってからですね。でも、結構しゃべってみると面白いからさ。

 

――ハハハ。先ほどのトークもお2人の掛け合いがすごく面白かったです。

 

宮川:実は最近、監督オススメのサプリメントを飲んだりもしているんですよ。大森監督から聞いて、帰ってすぐに注文して今日も飲んできたんです。お礼に、僕がお酒を飲むときに必ず飲んでいる漢方薬を監督にオススメして。

 

大森:ウコンみたいなやつですよね。

 

 

宮川:そうそう。奥さんが「今度監督に会うとき持って行きなよ」って言って。これ、ちゃんと記事に書いておいてくださいね。「サプリメントを交換しあう仲」だって(笑)。

 

――わかりました(笑)。ちゃんと書いておきますね。

 

 

■次ページ:1人ではできない創作活動と映画のエンドロール

 

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