シングルマザーのクレアのもとで自宅教育を受けていた16歳のリアムが、はじめて行った公立高校ではじめての恋に落ちる――。ポップな音楽とカラフルな映像とともに綴られた、とってもキュートなハートウォーミングコメディ『リアム16歳、はじめての学校』が、いよいよ4月27日(土)より劇場公開されます。

 

このたびSWAMP(スワンプ)では、公開に先立ち来日したカイル・ライドアウト監督を単独インタビュー!「忍者に憧れていた」という日本びいきな監督ご自身の子育て論から、撮影の舞台裏に日常生活を楽しく生きるコツまで、ユーモアたっぷりにお話してくださいました!

 

映画に対する情熱という意味では、俳優業も監督業も僕にとっては同じ。

 

――(取材前に行われていた)舞台挨拶で、監督が流ちょうな日本語を披露されていて驚きました。

 

カイル・ライドアウト監督(以下、監督):高校時代に日本語選択のクラスがあって勉強したんだ。日本語は素晴らしい言語だよね。

 

――この映画の中にも日本語が登場していますね。

 

監督:僕自身の体験も映画の中に入れたかったからね。黒板に書いてある日本語の文字も、僕が書いたんだよ。

 

――そうなんですね! 以前から日本のカルチャーに触れる機会があったのでしょうか?

 

監督:昔から侍や忍者にすごく興味があったんだよね。小さい頃は忍者になるのが夢だったし、時代劇で侍が刀を抜く瞬間を見るのも大好きだった。

 

――忍者の夢をあきらめて、映画監督を目指したのはいつ頃からですか?

 

監督:10歳の頃に母がビデオカメラを買ってくれて、兄弟で動画を取り始めたのが映画に興味を持ったきっかけかな。本格的に映画監督になりたいと思ようになったのは、20代前半だったと思う。ショートフィルムを撮ったんだけど、そのおかげでここまで来ることができたと言えるんだ。

 

――監督は、『ウォークラフト』や『デッドプール』といった作品で俳優としても活躍されていますよね、そもそも映画監督を目指す過程で、演技の勉強もされたのでしょうか?

 

監督:映画に対する情熱という意味では、俳優業も監督業も僕にとっては同じだと言える。当時は演劇学校を卒業しないと俳優にはなれないと思い込んでいて、卒業後に俳優業から始めたんだ※。でもその頃から「いずれは作品に一貫して関わる事が出来る監督になりたい」と考えていたんだよ。

 

※:カナダ出身のカイル監督は、バンクーバーのランガラカレッジにあるStudio58で演技と映画制作に関して学んでいた。本作の共同プロデューサー・共同脚本を務めるジョシュ・エプスタインともStudio58で知り合っている。

 

――ディレクションする上で、監督ご自身の俳優経験が役立つこともありますか?

 

監督:俳優の気持ちがわかるということは、「俳優が理解できる言葉で話せる」ということ。それが監督をする上で一番役立っていると思うね。もちろん、僕が俳優をやる時も監督の気持ちがわかるから。

 

 

■次ページ:僕が蒔いた種が、大きな木に成長したような感じかな。

 

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